“本の作りとしては、こんな感じの5層構造になってます。
表紙用の特殊紙、遊び紙用のパールトレペ、
イラストページ用のコート紙、小説ページ用の中質紙。
紙は4種使い、コート紙は当初使う予定だった特色のノリが綺麗なものを、
中質紙は彩度の低い色が抑えた風合いに出て、明るい色もそれなりに発色するもの、
という部分で選びました。厚さもあるんだけど、実際にはコシにちょっと差があって、
コート紙の方はもう少し薄くて柔らかい紙にした方がよかったかなー、とか。
表紙の偏光ホログラムコート
(光の当たる角度によってピンク~バイオレットに反射光が変わる)+ホログラム箔の組み合わせは、
えいひさんの柔らかで可愛らしい絵柄を活かしつつ、
「鏡」「虹」という本全体の二つのデザインモチーフに最大限にアプローチできたのではないかと思います。
本文に使う紙を触りに製紙会社のギャラリーに行ったり、
プロット上で憐編・凜編の後に来る前世編の舞台がフランス言語圏なので、
次回予告風ページのテクスチャを作るために仏語の新聞買ってきてもらったり、
普段の仕事よりも作る過程で敢えて手間をかけることを重視して作りました。”
30.08.10